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四輪駆動のエンプレス

ミニ四駆を題材にしたラノベを書いていきます。

第12話:ようこそ、あたしん家へ

ミニ四駆 ラノベ 四輪駆動のエンプレス

商美での合同練習の帰り道。

 

「ちっくしょうあいつらほんとはぇぇんだよ

「ほんとすごかったです、ナツさんもこういちさんも、他の方も全然速かった。あたしなんか電池が減ってからじゃないと完走すらできなかったもん。」

「あぁぁ、速くなりたいぜもっと広くコースが置けて、使える工具があればなぁ

「うちまだ部費とか出てないですもんね100均のリューターやヤスリじゃ限界ですよ。」

「ん?前言いましたけど、うち工場やってたんですよ。敷地と工具は残ってるんで使えますよ?」

 

「「「あっ……」」」

 

「それって俺たちが使ってもいいのか?」

「もちろん。使わない工具は片づければコース置くスペースも作れますよ。なんならこれから見にきます?」

「ちょっと拝見させてください。」

「そんなかしこまらなくても、それじゃご案内しますねー♪」

「女神や女神はここにおったんや

 

みかどの家の工場は学校の近くにある。

町工場としてみればかなり大きな敷地面積。

 

「そういやここ工場だったな。」

「もう使ってないけどね。差し押さえられると思ってたんだけど、上手いこと保険とかいろいろでまかなえて、工場自体は残っちゃってるの。」

「あ、嫌なこと思い出させt…

「あ、ううん、ぜんぜんいいよ。とりあえず使えるものがあるか見てみてください。」

 

工場をざっと見渡す。

 

「すすすごいです、旋盤から電動ヤスリのサンダー、溶接器具まである!!」

「メッキ塗装できる設備もあるしコンプレッサーも業務用のそれですよね。」

「粉塵対策器具や他にも工具はなんでもあるじゃねぇか。おまえん家、何屋だったんだ?」

「車のカスタムパーツを作ってたって聞いてるんだけど、細かいことはあたしわかってないですこれだけあれば足りますか?」

「足りるなんてもんじゃねぇよ、世界最高レベルのミニ四駆基地になりうるぞこれ。」

「敷地も充分、これなら大型のコースも設置できます!」

「あぁぁ夢のようだ

「そんな大袈裟な(^^;」

 

工場を後にし、帰路へとつく。

 

「来週からコースとか持ち込ませてもらうな。」

「はい、大丈夫です、母にも伝えておきました。」

「しっかしすごいところでしたね、あそこでミニ四駆ショップとか開いたらひと儲けできますよ!」

「それいいですね♪なんだかあたしも楽しくなってきちゃった!」

いいのか?お前のお父さんの工場、こんなことに使っちまって。」

「遠慮しないで。さっき母に電話したんだけど、すごく喜んでくれたの。あたしとお友達が楽しめるなら好きに使って、って。」

「お前にまた借りが出来ちまったな。」

「いいのいいの、あたしも母も、父の工場に活気が戻ってくることがほんとうれしいから。」

 

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解説:

・リューター

小型の電動ドリル。

イメージ的には歯医者さんのあれ。

 

・旋盤

削りたいものを接続し回転させる機械。

そこに刃物やヤスリを当てて削る感じに使います。

 

・コンプレッサー

空気を電力で貯め、圧縮する機械。

業務用スプレーや粉塵対策器具の動作に必要。

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ミニ四駆部の活動拠点が大きくなりました!

これで本気を出せる環境がそろってきたと

次回第13話「部費が、欲しいです」もお楽しみにね。

 

ではでは。